「あなたの個人情報が漏えいした可能性があります」。利用しているサービスからそんな連絡が届いたら、何をすればよいのでしょうか。最初の一歩は、メールのリンクを急いで開くことではなく、公式サイトで事実を確認し、漏えいした情報の種類を確かめることです。
この記事は、IPAが2026年10月26日に公開した一般利用者向けの案内をもとに、対応の順番をまとめています。個別のサービスで指示が出ている場合は、その公式案内も確認してください。
まず5分で確認する3つのこと
- 連絡が本物か確認する。 メールやSMS内のリンクを使わず、いつも利用する公式アプリ・ブックマーク・自分で検索した公式サイトからお知らせを探します。差出人名が実在の企業名でも、それだけでは本物と判断できません。
- 何が漏えいしたのか確認する。 氏名やメールアドレスだけなのか、パスワード、カード情報、本人確認書類まで含まれるのかで対策は変わります。「漏えいの可能性」と「漏えいが確認された」も区別します。
- 該当する被害への対策を始める。 不正ログインや不正決済の兆候を確認し、必要ならサービス提供者へ公式窓口から問い合わせます。
漏えいした情報別の対処一覧
| 漏えいした可能性があるもの | まず取る対応 |
|---|---|
| ID・パスワード | 該当サービスのパスワードを変更。同じパスワードを使っている他のサービスも変更する |
| カード番号などの決済情報 | カード会社の公式窓口に連絡し、利用停止・再発行の要否を相談。利用明細も継続確認する |
| メールアドレス・氏名・住所・電話番号 | 本人情報を利用した偽メール・SMS・電話・郵便物に警戒。見覚えのない請求や案内は公式窓口で確認する |
| 運転免許証などの本人確認書類画像 | なりすまし契約の可能性を考慮し、必要に応じて信用情報機関の本人申告制度について相談する |
これは「すべての人が全手続きをする」という意味ではありません。対象情報と被害状況によって必要な対応が違います。
通知メールでやってはいけないこと
漏えいを知らせるふりをして「すぐ再認証」「このページから再発行」と誘導する詐欺も考えられます。通知メールのボタンを押してパスワード・カード番号を入力しないことが重要です。リンクをすでに開いただけなのか、認証情報を入力したのか、アプリをインストールしたのかでその後の対処も異なるため、不安があれば公式サポートに状況を伝えましょう。
パスワードが漏れたら、同じ文字列を使う別サービスも確認
一つのサービスで流出したIDとパスワードの組み合わせが、別のサービスへの不正ログインに使われることがあります。該当するパスワードを使い回していた場合は、メールアカウント・銀行・通販など影響の大きいものから変更し、使える場合は多要素認証やパスキーを設定してください。
被害が分からない場合の相談先
運営企業の公式サポートで対象情報を確認できない、対策の判断が難しい場合は、IPA情報セキュリティ安心相談窓口の案内も参考になります。不正な決済が見つかった場合はカード会社等へ、なりすまし契約が疑われる場合は該当する金融機関等へ早めに連絡しましょう。
日頃の備えも確認しておく
- サービスごとに異なる長いパスワードを使う
- 対応しているサービスでは多要素認証やパスキーを有効にする
- 利用していないアカウントや、不要な個人情報の登録を見直す
- カード利用明細・アカウントのログイン履歴を定期的に確認する
まとめ:通知の真偽を公式経路で確認 → 漏えいした情報を特定 → 情報の種類に合う対応を取る。 慌ててすべてを変更するより、被害の種類に合わせて確実に対処するのが大切です。
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※2026年10月27日時点の公的機関の案内に基づく一般向け情報です。個別の被害、契約、補償条件については関係機関・提供企業の公式案内を優先してください。





